カラビサソックスの歴史
はじまりはコンプレックス
ディレクターの名嘉太一は人一倍、手汗足汗をかく体質で、ひどい時は汗で自らの手や足がかぶれるほど…。
当然、履き物には靴下が欠かせなかったのですが、ある時どうしても、裸足でサンダル履きに合わせたくて、5本指靴下の指先を切って自作したのが、アイディアの始まり。
指先が出ていれば、裸足の様な見た目で、汗のベタ付きも解消されて、これはイイと思ったのですが、指なしの5本指靴下がどこにも売っていない…。
無いなら、作るしかない!と、アイディアを温めていました。
当時自作していた指切り5本指靴下
そして、特殊な形状を編める靴下メーカーさんとのご縁もあり、2010年ついに指なし5本指ソックス『カラビサソックス』をリリースしました。
カラビサと命名するまで、色々な案がありました。没案には、たしかモンキーソックスという案があったのを憶えています(笑)。ネーミングも、ものづくりの大事な要素ですね。
徳島のメーカーさんにて。自然いっぱいの中、心地よい佇まい。
カラビサソックスが生まれるところ
HABUBOXの顧客を中心に、沖縄お土産としてじわじわとファンを増やしつつ、沖縄県を飛び出して、東急ハンズ名古屋店でのポップアップ販売や、渋谷東急、新宿伊勢丹、阪神百貨店、阪急百貨店などなど、百貨店の沖縄催事などで一気に全国へ広がりました。
コンプレックスにはじまったアイディアですが、多くの人に愛される商品につながることもあるんですね!悩みもまた個性として可愛がって向き合うことも大事かも知れません。
2011年HABUBOX美浜店にて
2011年東急ハンズ名古屋店にて
2015年阪急うめだ本店にて
グッドデザイン賞受賞
ものづくりへの創意工夫、販売実績などが認められて、2014年にグッドデザイン賞を受賞しました。
お客様に育てられ、成長し一人歩きを始めたカラビサソックスは、これからも歩み続けます。
審査会場ブースの様子
沖縄のアパレルプロダクトでは初の受賞でした
2014年7月琉球新報掲載
2014年7月沖縄タイムス掲載
やがてニットメーカーへ
販売開始から10年の節目に、自社にニットマシーンを導入し、沖縄県内での生産を試みます。いよいよ本当に自分で作るところまで来ました。
今までの歩みを支えてくれたメーカーさんとのご縁も、これまで以上に大事にしながら、今までどうしても表現できなかったことに、自らチャレンジして行きます。
そして『島ソックス』ブランドとして、新たな靴下の開発販売にも取り組みます。
南の島の靴下屋さんが届ける、ありそうでなかった新定番。これからもお楽しみに!
試し編みと研究を繰り返しています